採るSCAN NETWORK
可搬型3DGS/PBRスキャナを全国の博物館・美術館・寺社に常駐配備。専門オペレータが毎日巡回し、収蔵品を高精細スキャン。1台あたり日産20〜40点、全国で年間30万点規模の採取網を築く。
PROJECT IO — 3D NATIONAL DICTIONARY INITIATIVE
言葉を集めて辞書ができたように、いま、モノそのものを集める。
仏像も、茶碗も、鳥居も、暖簾も。日本中の「かたち」を毎日スキャンし、
タグを引いて調べられる立体の国語辞典として、千年先へ渡す。
CONCEPT — 構想
明治の辞書編纂者たちは、消えゆく言葉を一語ずつ拾い集めました。 私たちは同じことを、物質でやります。博物館の収蔵庫で、寺社の宝物殿で、 町工場の棚で──失われる前のすべての「かたち」を、光学的に採取する国家規模の編纂事業です。 ただし、国ではなく民間の手で。
可搬型3DGS/PBRスキャナを全国の博物館・美術館・寺社に常駐配備。専門オペレータが毎日巡回し、収蔵品を高精細スキャン。1台あたり日産20〜40点、全国で年間30万点規模の採取網を築く。
採取した全点に、辞書編纂の作法で見出し・読み・語釈・年代・産地・素材・所蔵をタグ付け。「安土桃山 × 漆工 × 京都」のように、モノを言葉のように引ける検索体験をつくる。
正しい権利処理を経た高品位3Dデータは、次世代AIが「日本らしさ」を学ぶための教科書になる。文化の学習データを他国のクロールに委ねず、自らの手で編み、収益を保存活動へ還流する。
「国家事業は政権とともに終わる。
── だから民間で、財団でやる。
辞書は、版元が続くかぎり改訂され続ける。」
DICTIONARY — 辞書を引く
試作データベースより。見出しを選ぶと立体閲覧室が開きます。
※ 本画面は構想提示用の試作。収蔵数値・作品データはダミーを含みます。
COVERAGE — 収蔵地図
スキャナ稼働拠点と収蔵点数(試作値)。点の明滅は本日の採取活動を表します。
GOVERNANCE — 運営構想
寺社に向ける顔と、市場に向ける顔を分ける。信頼を司る公益財団と、収益を立てる事業会社── 国家事業でも一企業でもない、百年続けるための座組です。
中立の編纂主体。永年保存・公開基準・修繕費の還元を司り、評議員に出版・博物館・法学の識者を招聘。公益認定により寄付は税制優遇、遺贈は相続税非課税──大口寄付の正式な受け皿となる。
スキャン網の運営と、AI学習データ・エンタメアセットのライセンス営業を担う。収益はロイヤリティとして財団へ還流。稼ぐ主体を分離することで、財団の中立性と事業の機動力を両立する。
辞書編纂の知見を持つ出版社に「編纂顧問」として参画いただきたい──見出し語の立て方、語釈の書き方、改訂の作法。紙の辞書百年の技術を、立体辞書に移植する座組です。
忠実な複製データは著作権では守れない──だから契約と設計で守る。提供は全て契約ベース、一般公開は閲覧ストリーミングのみ。アクセス管理された「限定提供データ」として法的保護を受け、原本は国内複数拠点に分散永年保存する。
SUPPORT — 支える
瓦の寄進、玉垣の奉納、辞書の予約購読──名前を刻んで文化を支える習慣が、この国には千年分ある。 その作法をそのまま、デジタルに移植します。
個人
1,000円/月
高精細閲覧・新規収蔵の先行公開。そして支援した収蔵品の奥付に、瓦銘のように名が残る「デジタル奉納芳名板」。
学生
500円/月
未来の支え手を育てる半額枠。全機能をそのままに。研究・卒制・創作への利用は追加許諾なしで。
大学・図書館・学校
蔵書として
紙の大辞典が図書館に並んだように、立体大辞典を機関単位で。オンライン辞書が確立した機関購読の作法に倣う。
企業
「刀剣の部・○○製鋼」「街道の部・○○自動車」──家業のルーツにあたる文化の部立てに冠を。自社の源流を、その企業自身の手で未来へ渡す。
蒐集家
散逸か、流出か──コレクションの行く末に第三の答えを。全点をスキャンし「○○コレクションの間」として永遠に公開。公益法人への遺贈は相続税非課税。
永続の器
大口寄付は使って消さず、基本財産に積んで運用益で回す。あなたの一億円は、百年間、毎年スキャン網を動かし続ける。
資金の円環 ── 蔵の肥やしが、修繕費を生む
ROADMAP — 道程
三段ロケットで、辞書は完成に向かう。
モノの辞書を編む。財団設立、首都圏5館+古都の社寺で実証採取1,000点から収蔵10万点へ。エンタメ向けアセット供給と機関契約で採算ラインに乗せる。
境内・町並み・古民家へ──辞書が空間を収蔵しはじめる。燃えてから写真を集めるのではなく、燃える前に採っておく。「燃えない日本」を全都道府県に。都市3Dモデル(PLATEAU)と重ね、都市の器に文化の中身を載せる。
時代・地域・素材のタグが付いた立体コーパスは、空間生成AIの教科書になる。言葉の辞書が検索と翻訳を生んだように、立体の辞書が「日本を再現できるAI」を生む。
FUTURE — 第三段の風景
この辞書に収蔵されたすべてのかたちが、いつか誰かの一言で、失われた風景を立ち上げる。